我慢しない「賢い」更年期対策。日本と上海で見つけるインナービューティ食材リスト

こんにちは！ Soigner Healthcare代表、上海在住管理栄養士の（SAYA@s.diet_advise）です！

最近、読者の皆さんからいただくDMで増えているのが、「更年期の症状」や「体型の変化」に関するお悩みです。

特に35歳を過ぎると、肌の乾燥、疲れやすさ、そして何をしても落ちにくいお腹周りの脂肪…。

これらは女性ホルモンの減少という、誰にも避けられない変化のサインかもしれません。

そう考えている、洗練されたあなたへ！

今日は、私が上海のスーパーで見つけた、更年期（ホルモンバランスの乱れ）対策に役立つ「アンチエイジング」に欠かせない、身近な和漢食材をご紹介します。

さらに、日本にいる方でもすぐに実践できる代用食材もリストアップしました。

この記事を読めば、あなたは更年期を「辛いもの」ではなく、「賢く自分を労わる儀式」に変えるヒントが得られますよ。

更年期対策の鍵は、主に「腎（じん）」（エネルギーや水分代謝、ホルモンを司る）と「脾（ひ）」（消化吸収、気血の生成）をサポートすることにあります。

私が上海のスーパー（例：City Shop、Fresh Hemaなど）で日常的に購入し、毎日の食事に取り入れている食材はこちらです。

漢方食材	期待される効果 (栄養学/中医学)	上海での購入場所
山薬（ヤマイモ・長芋）	滋養強壮、ホルモンバランス調整、疲労回復。粘り成分（ムチン）が胃腸を保護し、消化吸収を助ける。	ほぼ全ての生鮮スーパー
黒木耳（キクラゲ）	「腎」を養う黒い食材。ビタミンDと食物繊維が豊富で、骨粗鬆症予防や便秘改善に役立つ。	干しキクラゲは乾燥食材コーナー
蓮子（レンコンの実・ハスの実）	精神安定（安神）作用。不安や不眠といった更年期のメンタル症状の緩和に。スープや粥に入れるのが一般的。	乾物コーナー
枸杞（クコの実）	眼精疲労（更年期に乾燥しやすい）、アンチエイジング（抗酸化作用）。毎日のお茶やスープに手軽に入れられる。	乾物コーナー

【管理栄養士の豆知識】：キクラゲや黒ごまなどの黒い食材は、中医学では「腎」の働きを助け、アンチエイジング（凍齢術）に非常に重要だとされています。

「上海に住んでいないから、試せない…」

ご心配なく！日本で簡単に手に入る食材にも、同じような効果を持つものはたくさんあります。

大切なのは、「日々の食事で意識して取り入れること」です。

上海の漢方食材	日本での主な代用食材	活用のヒント
山薬	長芋、大和芋	短冊切り、とろろ、味噌汁の具材に。加熱しすぎず、生の粘り気を活かすのがポイント。
黒木耳	乾燥キクラゲ、乾燥ひじき	キクラゲは戻して炒め物や和え物に。ひじきは鉄分やミネラルも豊富で、副菜の定番に。
蓮子	レンコン、栗	レンコンは「血」を補い、栗は「脾」を助ける。季節に応じて、煮物やお米と一緒に炊き込むのがおすすめです。
枸杞	ブルーベリー、アサイー	強い抗酸化作用を持つベリー類が代用になります。ヨーグルトやスムージーに加えて「賢い」習慣に。